〈虚偽説明、管理費踏み倒し…憧れの会員制リゾートクラブがまぎれもない「負動産」になってしまった“残念すぎる理由”〈1250もの区分所有権を売り出し〉〉 から続く 別荘地ブームが隆盛を極めていた1980年代。思いもよらぬ方法で「小さな投資で大きく楽しめる会員制別荘」を運営していた業者があった。現在、その業者が管理していた地域、建物は廃墟と化し、有名な心霊スポットになっている。 多くの人が憧れる“別荘”はなぜ廃墟になってしまったのか。ここでは、ライターの吉川祐介氏による『 バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮 』(角川新書)の一部を抜粋し、栃木県にあった別荘地「ファミテックNIKKO明神」の事例を紹介する。(全2回の2回目/ 1回目 を読む) ◆◆◆