（ＣＮＮ） 米西部ニューメキシコ州ラスクルーセスの公園で２１日に銃乱射事件があり、地元警察によると１０代の３人が死亡、１５人が負傷した。 米ＮＰＯ「ガン・バイオレンス・アーカイブ（ＧＶＡ）」によると、米国内での銃乱射事件は今年５３件目。ＧＶＡは、銃撃犯を除く４人以上が死傷した事件を銃乱射と定義している。 警察責任者は２２日の記者会見で、午後１０時ごろに二つのグループ間の口論が銃撃に発展したと発表した。 地元警察によれば、現場では無許可の自動車イベントが開かれていた。死者は１９歳の２人と１６歳の１人、負傷者は１６～３６歳だった。 地元消防責任者は、負傷者のうち７人が地元の病院から別の病院へ搬送され、４人は治療後に帰宅したと述べた。 今のところ逮捕者は出ていないが、警察が複数の手がかりを追っているという。現場からは拳銃用の薬きょうが回収された。 同責任者によると、この公園では近年、犯罪が続発し、警察は午後１１時以降は閉門するなどの対策を講じていた。 グリシャム州知事は「悲しみと恐怖」を表明し、ラスクルーセス市内の暴力犯罪は昨年に比べて４６％も増えていると指摘した。 同市はメキシコ国境の北約６６キロに位置している。