23日投開票が行われた福岡県知事選挙は現職の服部氏が3人の新人を破り、再選を果たしました。 新人候補が批判したのが、知事と県議会との向き合い方です。 選挙戦を通して見えた関係性とは。服部県政、2期目の課題を探ります。 ■現職が圧勝投票率はワースト2 23日投開票が行われた福岡県知事選挙。 現職の服部誠太郎氏が103万票あまりを獲得し、2期目の当選を果たしました。 再選した服部誠太郎氏(70) 「今日からがスタートでございます。皆様、私とともに手を携えて、この福岡県の未来への扉を押し開いてまいりましょう」 現職と新人の4人が立候補した今回の選挙戦、投票率は31.58%と過去最低だった前回を1.97ポイント上回ったものの、2番目の低さにとどまりました。 有権者はー。 有権者(50代) 「結果はわかりますから投票に行かなくてもいいかなって」 親子・娘(60代) 「投票に行くつもりではいたけど」 母親(80代) 「あんまり盛り上がりは感じなかったですね。あっという間」 ■”全方位外交”で5党相乗り 今回の選挙戦で自民・立憲など5つの政党から推薦を受けた服部氏。 選挙活動は県議らが準備した支援者らの前に立つことが中心でした。 RKB 西尾健佑 記者 「まもなく服部氏の最終演説会が行われる天神の警固公園です。土曜日ということもあり多くの人が集まっていますが、演説会に駆けつけたのは、のぼり旗を持った人など関係者ばかりです」 ■新人候補が批判「ワンヘルス」「特定の議員」 県職員出身として初めて知事にまで上りつめた服部氏が県議から評価されているのが調整力。 その力を”忖度”として新人候補がやり玉にあげたのが県が進めてきた「ワンヘルス」です。 新人候補は、特定の県議の名前を出して”服部氏の後ろにはその議員がいる”と強く批判しました。 無所属・新人吉田幸一郎氏(45) 「今の福岡県議会は異常です。福岡は政治家のものではありません」 これに対して服部氏はー。