去年12月、北九州市若松区の有料老人ホームで93歳の男性の首を絞め、殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕された51歳の介護職員の男性について、福岡地検小倉支部は、容疑を傷害に切り替えたうえで起訴しないことを決めました。 51歳の介護職員の男性は、去年12月4日から5日にかけ北九州市若松区にある有料老人ホームで、93歳の男性の首を手で絞めて殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕されていました。 93歳の男性は、首に全治2週間ほどの軽傷を負いました。 警察の取り調べに対し、介護職員の男性は「うるさかったので静かにさせるために首をしめた、殺すつもりはなった」などと話し、殺人未遂の容疑について否認していました。 福岡地検小倉支部は、容疑を殺人未遂から傷害に切り替えて捜査を進めてきましたが、3月31日付けで不起訴処分としました。 不起訴の理由について福岡地検小倉支部は「諸般の事情を総合的に考慮した」とコメントしています。