行方不明になっていた16歳の女子高校生の行方を捜していた警察が、愛知県一宮市の住宅で若い女性の遺体を見つけ、21歳の男を死体遺棄の疑いで逮捕しました。 ■「ネットゲームの友達の家に行く」クローゼットに女性遺体 16歳の女子高校生と特定 「ネットゲームの友達の家に行く」。 3月28日、都内に住む女子高校生は、このように言って家を出たあと連絡が取れなくなり、翌日に家族が警視庁に相談していました。 警察によると、この行方不明届が出されていた16歳の女子高校生の行方を探していた警察が31日夜、愛知県一宮市の住宅を訪ねたところ… 記者 「閑静な住宅街にある家の2階のクローゼットから、女性の遺体が見つかったということです」 発見されたのは若い女性の遺体でした。 遺体は2階の部屋のクローゼットの中で布にくるまれ、テープでとめられていて、この家に住む無職・21歳の江口真先容疑者が「遺体を隠した」などと話したため、警察は江口容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕。 遺体には首や肩などに複数の刺し傷があり、女性の殺害についても「自分が刺した」などとほのめかしていているということです。 この家で両親と同居していたという江口容疑者について… 近くに住む人 「ちょっと暗めなあまりしゃべらなそうなイメージ。結構見るから(仕事は)何をしているのかなと思っていた」 「夜中の2時とか3時とか、2階の向こう側の部屋がいつも電気がついていた。びっくりした」 警察はさきほど、遺体は16歳の女子高校生と特定。 江口容疑者は女性とトラブルがあったという趣旨の供述もしているということで、犯行に至った経緯を詳しく調べています。 ■元刑事「遺体をクローゼットに隠していたのは計画的ではなく稚拙さが見える」 捜査関係者によると、東京都に住む16歳の女子高校生と逮捕された江口容疑者を繋いでいたのは、ネットゲームだったということです。 広く普及しているネットゲームが悪いということでもなく、これが出会いの場にもなっているというところもありますが、年齢・性別などを装うことができるのがネットゲームの怖さです。