静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署が8日、傷害の疑いで、自称俳優広末涼子容疑者(44)を現行犯逮捕したことが、同署への取材で分かった。 同署によると、逮捕容疑は8日午前0時20分ごろ、島田市内の病院で治療を待っていた最中に看護師の女性(37)を蹴ったり、腕を引っかいたりしてけがを負わせた疑い。認否などは明らかになっておらず、詳しい当時の状況など捜査中。看護師の女性は擦り傷を負ったという。同署によると、身分証明書などの照会はできなかったが、容疑者の外見などから女優の広末涼子本人と見られる。 本物の広末涼子はかつて、車をめぐるトラブルが報じられたことがある。01年、写真誌が、クラブから帰宅した広末が早朝、都内から約150キロ離れた千葉・白浜までタクシーで移動。金を持っておらず現地の人にタクシー代を借りたり、地面に座り込んだ上、他人の車に乗って東京まで送ってもらったなどと報じられ、当時“奇行”とか“プッツン”などとメディアで書かれ、世間を騒がせた。 同書によると、今回、自称広末容疑者は新東名高速道路で普通乗用車を運転中に追突事故を起こし、現場の病院に救急搬送された。擦り傷などの軽傷を負っているが会話は可能で、重傷ではなく命に別条はないという。車は同容疑者が運転し、マネジャーを名乗る男性が同乗していた。