(澤井 志帆 キャスター) ここ掛川警察署には朝から多くの報道陣が詰めかけています。 傷害の疑いで現行犯逮捕された広末容疑者ですが、逮捕された後、午前1時過ぎに、この掛川警察署で取り調べが行われまして、現在、広末容疑者の身柄は、静岡県内の別の警察署に移されているということです。 事件の発端は、掛川市の新東名・上り線「粟ヶ岳トンネル」内で、広末容疑者が運転する車が大型トレーラーに追突するという事故でした。 広末容疑者は、事故を起こした後、高速道路上であるにもかかわらず、現場を歩き回ったり、立ったり座ったりするなど、落ち着かない様子をみせていたため、現場の警察官が危険と判断し、掛川警察署に応援を要請しました。 その掛川署員が、搬送先である島田市内の病院にかけつけたところ、看護師がけがをしていたということなのです。そのけがについてですが、広末容疑者は診察を待つ間に病院内を歩き回り、落ち着きのない様子だったそうです。その後、女性看護師が、落ち着きのない広末容疑者を制止させようとしたところ、広末容疑者は、右足で看護師の左足を複数回蹴るなどのけがをさせたということです。 捜査関係者によりますと、広末容疑者は、奈良県から、東京都内の自宅に帰る途中だったとみられていて、事故直後、検査はしていませんが、アルコールの臭いはしていなかったということです。また、事故を起こす前にも、サービスエリアで見知らぬ人に声をかけ、身体を触っていたという情報もあるほか、取り調べ中も、大きな声をあげるなど、落ち着かない様子が続いているということです。