高齢女性2人が「計1億5000万円」の詐欺被害に “警察官”や“行政職員”から不安あおる電話 熊本市

今年(2025年)2月から4月にかけて、熊本市に住む2人の高齢女性が何者かに金をだまし取られる被害にあいました。その額、あわせて約1億5000万円です。 被害にあったのは熊本市に住む80代と70代の女性です。 ■“警察官”から電話 警察によりますと今年2月、“警察官”を名乗る人物から80代の女性の自宅に「あなたの口座が犯罪に使われている。逮捕されないためには保証金が必要」などと電話がありました。 女性は電話の指示に従い、20回にわたり約9900万円を振り込んだということです。 ■“行政職員”から電話 その後“警察官”からも 一方、3月には、熊本市に住む70代の女性の自宅に、“行政職員”を名乗る人物から「詐欺の報酬があなたの口座に入っているか調べる必要がある」などと電話がありました。 その後は“千葉県警の警察官”を名乗る人物から電話があり、メッセージアプリを通じて警察手帳の写真をなどを見せられ、本物だと信じ込んだ女性は、6回にわたり約4700万円を振り込んだということです。 警察は、犯人の特定に向けて捜査を続けています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加