「明らかな意識障害なら罪に問われることはない」逮捕の広末涼子容疑者が陥った「パニック状態」とは?

4月8日未明に静岡県島田市の病院で看護師にケガを負わせた疑いで俳優の広末涼子容疑者(44)が逮捕された。 彼女が社長を務める個人事務所『R.H』は同日にHPで、 《4月8日静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました。被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。》 とコメント。 芸能活動を自粛することも同時に発表した。ただ、今回の事件についてSNSには、《奇行は若い頃からだから、またやってしまったとしか思わない》《情緒不安定なのは変わらない。少しゆっくり療養した方がいい》といったコメントが溢れており、事務所発表の《一時的にパニック状態に陥った結果》というコメントに疑問符が付いていることも確かだ。 広末といえば、本誌「FRIDAY」が1998年9月に報じた『タクシー無賃乗車』に始まり、’01年公開映画『WASABI』の記者会見の場では号泣。退学した大学では、“奇行”と言われるような問題行動が少なくなかったなどと報じられた。 ’23年6月には、料理人の鳥羽周作氏(46)とのW不倫が『週刊文春』によって報じられ、’23年7月に夫だったキャンドル・ジュン氏(51)との離婚を発表。騒動以降、芸能活動を休止していた。 それでも、’24年2月に独立して新たに個人事務所を設立。’24年4月には離婚後初めて公の場に姿を見せ、今後、女優として本格復帰を目指していくと思われていた。 ◆「自覚がないまま暴行した可能性」 「広末さんは今年の3月28日放送のフジテレビ系バラエティ番組『ザ・共通テン!』で地上波復帰したばかりでした。番組では、スーパーで買い物する広末さんに密着。幸せそうな雰囲気を見せていて、好感が持てました。これを機にドラマだけでなく、バラエティにも進出しそうな雰囲気があっただけに、非常に残念です」(芸能コラムニスト) 『FRIDAY DIGITAL』が4月2日に配信した記事では、広末の個人事務所に今後の予定について聞いており、 「3月14日より一般チケット販売が始まっている5月の朗読劇の舞台をはじめ、お芝居のお仕事も進めております。昨年の独立以降、映画やドラマのオファーもいただいており、企画書や脚本を拝見しながら、 検討させていただいております。発表できるタイミングがまいりましたら、改めてご報告させていただきます。どうぞ楽しみにお待ちください」 と回答を得ていた。しかし、この朗読劇の舞台も中止が発表されている。 完全復帰に向けて順調に進んでいただけに、残念でならない。今回の事件について、精神科医の和田秀樹氏は以下のように解説する。 「いろんな可能性があるので一概には言えませんが、疲れている時に抑制が取れることはよくあることです。例えば、アクセルとブレーキの踏み間違えなど、お年寄りだけに起こることと思われがちですがそうではありません。車をぶつけた原因はわかりませんが、ぶつけたことで意識状態や身体状況がおかしくなり、パニック状態に陥った結果、普段と違う行動をとってしまった可能性は十分にあります。 そういう意味では、事務所の発表におかしなところはないと思います。ただ、責任能力の問題があるので、罪に問われるかどうかは現状では何とも言えません。ただ、明らかな意識障害でしたら、罪に問われることはないと思います」 いずれにしろ、復帰はまた遠い先になってしまったようだ──。

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