朝日大ラグビー部のアドバイザーに大畑大介さん、コーチに大西将太郎さんの元日本代表コンビが就任 東海学生Aリーグ、3年ぶりの優勝目指す

ラグビーの東海学生リーグの朝日大(岐阜県瑞穂市)に、今季から元日本代表バックスコンビがスタッフとして加わった。アドバイザーに大畑大介さん(49)、バックスと育成担当のコーチに大西将太郎さん(46)が就任。2人を迎え、返り咲きを果たした今秋の東海学生Aリーグで2022年以来14度目の優勝、21年度以来11度目の大学選手権出場を目指す。 大畑さんは13日正午から同大グラウンドで行われる、東海・北陸地区春季トーナメント1回戦の愛知学院大戦に来場予定。トーナメント戦に続いて主に新入生同士の試合も行われる。大畑アドバイザーの朝日大での仕事始めとなりそうだ。 朝日大は10年、東海学生Aリーグで初優勝し、22年まで13連覇。12年から、東海・北陸代表など3地区の代表チームが参戦する方式に変更された大学選手権には10年連続で出場した東海地方の強豪。しかし23年、部員が大麻取締法違反で逮捕、有罪判決を受けた事件で部活動を停止した。その後、同大では全学生を対象にした薬物乱用の講演会や職員向けの研修会などを開催。部でも不定期に尿検査、寮の門限管理の厳格化などを実施し、昨年から部活動を再開した。再出発は下部のBリーグ優勝、Aリーグとの入れ替え戦も圧勝した。 吉川充監督(53)は「大畑さんにはグラウンド以外の部分でも今よりワンランク上のチームになれるようアドバイスを受けたい。いろんなカテゴリーの解説をしている大西さんにはチームに、選手個々に合ったものをかみ砕いて伝えてもらいたい」と期待した。 また神戸製鋼などでプロップとして活躍、現在も大阪府東大阪市を拠点にタグラグビーや女子などさまざまなカテゴリーの指導、育成、普及活動を行っている南條賢太さん(52)もFWコーチとして加わった。 ▼大畑大介(おおはた・だいすけ) 1975年11月11日生まれ、大阪府城東区出身の49歳。ポジションはWTB、CTB、FB。東海大仰星(現東海大大阪仰星)高から京産大を経て98年、トップリーグの神戸製鋼に加入。2010~11年シーズン限りで引退した。俊足を武器にトライを量産。大学時代から日本代表入りし、58キャップ、69トライ。W杯は99年、03年の2大会の全7試合にフル出場し、3トライを挙げた。 ▼大西将太郎(おおにし・しょうたろう) 1978年11月18日生まれ、大阪府東大阪市出身の46歳。ポジションはCTB。大阪・啓光学園(現常翔啓光学園)高から同志社大を経て2001年ワールドに加入。06年にヤマハ発動機、09年に近鉄、13年に豊田自動織機へ移籍。16年に引退した。正確なキック力を誇り、大学時代から日本代表入りし、33キャップ。07年W杯カナダ戦で終了直前に同点ゴールを決めた。

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