若狭弁護士 広末容疑者の危険運転致傷による家宅捜索は「例としては少ない」も「薬物の疑いがあるので、辛うじて捜索が可能」

元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が11日、テレビ朝日系「ワイドスクランブル」に出演。傷害罪の疑いで逮捕された広末涼子容疑者の自宅が家宅捜索されたことについて解説した。 番組は、広末容疑者は7日に交通事故を起こし、搬送先の静岡県内の病院で看護師へ暴行したとして傷害の容疑で現行犯逮捕された。静岡県警は10日、傷害事件直前に起こした交通事故で、同乗者の男性にけがをさせた危険運転致傷の疑いで都内にある広末容疑者の自宅を家宅捜索した。 若狭氏は、危険運転致傷容疑での家宅捜索について「例としては少ないと思います」と極めてレアケースだったと指摘。「特に危険運転というのは…、今回は薬物の疑いということなんですけれど、普通は速度違反とか妨害運転ということで客観的にある程度明らかにできるんで、捜索の必要性はないんですが、薬物というとどういう薬物を使ってたかということまで調べないと、危険運転ということが認定できないので今回捜索に入った。薬物を使用の危険運転が例として少ないもんですから、結果的には危険運転における捜索っていう例も少ないわけです」と説明した。 薬物の影響で傷害を犯したとして、傷害容疑での家宅捜索することも不可能ではなかったとしつつも、事故を起こした際にブレーキ痕がなかったことからも、「危険運転致傷っていうと、確かにブレーキもかけないで突っ込んでいるんで薬物の疑いがあるんじゃないのということが言えるんで、辛うじて危険運転致傷罪で捜索することが可能だった」と述べた。

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