外資系のプルデンシャル生命保険の元社員が詐欺や情報漏えいの疑いで逮捕された問題を巡り、金融庁が同社に対して保険業法に基づく報告徴求命令を出したことが、11日分かった。金融庁は法令順守に向けた取り組みの状況や再発防止策の報告を求める。 神奈川県警が、顧客情報を漏えいしたとして不正競争防止法違反(営業秘密領得、開示)の疑いで、元社員を今年2月に逮捕。石川県警は、顧客に投資による利殖を持ちかけ不正に金銭を預かったとして詐欺容疑で別の元社員を昨年6月に逮捕した。 プルデンシャル生命保険の広報担当者は「金融庁に関連することはコメントできない」としている。