県内の20代女性が相次いで特殊詐欺の被害に 電子マネーや現金だまし取られる(山形)

山形県内で特殊詐欺の被害が相次いで確認され、警察が注意を呼び掛けています。 東根市では20代の女性がチャットアプリで知り合った相手から電子マネーをだまし取られたほか、山形市の20代の女性は警察官を名乗る男に金をだまし取られました。 警察によりますと東根市に住む20代の女性は、今年2月上旬、スマートフォンのチャットアプリで仲良くなった相手とやりとりをするうち、LINEのメッセージや通話でやり取りをするようになったということです。 そのうちに、女性は相手に対し好意を持つようになりました。 その後、女性は相手から「食費がなくて困っている」と言われたり、「仕事の交通費を貸してほしい」などと言われたりしました。 女性は好意を持っていたことから指定されたIDに電子マネー10万円分を送金したということです。 その後も女性は電子マネーを求められ、合わせて36万円分を送金したということです。 しかし、3月中旬以降、相手と連絡が取れなくなり、警察に相談して被害が発覚しました。 ■「あなたも犯罪に関与している」 また、今月7日には、山形市の20代の女性のもとに+87から始まる電話番号から電話がありました。 電話には警視庁生活安全課を名乗る男が出て、「逮捕した人物があなたも犯罪に関与していると話している」などと言われたということです。 男はLINEでビデオ通話を求め、警察手帳や逮捕状のようなものなどを見せてきました。 そして「口座の金を調べるので指定口座にお金を振り込んでください」などといったということです。 女性が相手が警察官だと信用して指定された口座に現金30万円を振り込みました。 警察は警察官がSNSのビデオ通話で聞き取りを行ったり、指定口座に送金を求めたりることはないとして、注意を呼び掛けています。

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