交通事故を起こし、運ばれた病院で看護師に対する傷害の疑いで逮捕され、10日間の勾留が認められた広末涼子容疑者(44)について、捜査機関の取り調べが思うように進んでいなかったことが捜査関係者への取材で分かりました。認否の確認もままならない状態だったということです。 広末容疑者は4月7日、静岡県掛川市内の新東名高速道路で追突事故を起こし、その後、島田市内の病院で看護師にけがをさせた疑いで逮捕・送検されました。 広末容疑者をめぐっては、4月10日、静岡地検浜松支部が静岡地裁浜松支部に対し、身柄の拘束を請求していて、10日間の拘留が認められています。 捜査関係者によりますと、広末容疑者は逮捕前から不安定な状態で、10日の勾留請求までに取り調べは困難な状況が続き、容疑を認めているかどうかなどの確認もままならない状態だったということです。複数の捜査関係者はこうした状況も考慮し、裁判所が勾留を認めたのではないかとみています。 警察と検察は広末容疑者を勾留できる期間のうちに、詳しい取り調べを進めたい考えです。