業者の落札率99%超 贈収賄容疑で元課長補佐ら送検 市長「捜査に全面的に協力」北海道美唄市

北海道美唄市が発注した上下水道工事の入札をめぐる贈収賄事件で、取締役2人が逮捕された業者が2023年度から24年度に受注した水道関連工事6件で、落札率が99%を超えていたことがわかりました。 4月15日に身柄を検察庁に送られた美唄市上下水道課の元課長補佐・本田強志容疑者は2024年7月までの3年間、美唄市が発注した上下水道工事の入札で「サニー設備工業」を有利な立場にし、その見返りとしておよそ85万円分の沖縄旅行代金などを受け取った疑いが持たれています。 また、本田容疑者に賄賂を与えたとして「サニー設備工業」の代表取締役・伊藤義則容疑者らも2人も送検されました。 (美唄市 桜井恒市長)「警察の捜査に全面的に協力するとともに、詳細がわかり次第、厳正に対処していこうと考えています」 市が公表している2023年度から24年度の水道関連工事の入札結果によりますと、サニー設備工業が受注した9件のうち6件の落札率が99%を超えていて、最も高いもので99.78%でした。 落札率が高いほど業者側の利益は大きくなります。 警察は14日、市役所と業者の関係先に家宅捜索に入り資料を押収していて、事件の全容解明を進めています。

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