放火と殺人未遂の疑いで住人の男(82)を逮捕 富山市上滝で複数の住宅を焼く火事 容疑者は一部容疑を否認

15日午後、富山市で複数の住宅が焼ける火事があり、警察は火元の家に住む82歳の男を放火と殺人未遂の疑いで逮捕しました。 住宅密集地での白昼の火事、周囲は一時騒然となりました。 放火と殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、富山市上滝の無職・勇 利治容疑者、82歳です。 勇容疑者はきょう午後0時40分頃、2階建ての自宅に火をつけ、焼失させた疑いが持たれています。 この火事で消防車など29台が出動し、火はおよそ3時間半後に消し止められました。 放火事件があったのは、常願寺川に架かる立山橋の西側。 富山市上滝の住宅密集地です。 *リポート 「現場では風が強く吹いている影響で焦げたにおいが一面に広がり、周囲からは心配の声が上がっています」 出火当時は風が強く吹いていて、勇容疑者の自宅が焼けたほか隣接する住宅に延焼し、少なくとも2棟が焼失しました。 *住民「焦げ臭いにおいがして外へ出たら隣(の家)が燃えていた。これはうちも危ないなと思って着のみ着のまま何も持たずに出てきた」 勇容疑者は、妻と息子夫婦の4人暮らしで、出火当時家にいた勇容疑者の80代の妻が逃げる際に転倒、また50代の息子が、灯油が目に入り、病院に運ばれ、いずれも軽傷とみられます。 勇容疑者は調べに対し、「自宅に火を付けたが殺すつもりはなかった」と一部容疑を否認しています、警察は動機について調べています。

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