4月16日早朝、女優の広末涼子が釈放された。 静岡県掛川市の新東名高速道路で、男性マネージャーの高級外車を運転中に追突事故を起こし、搬送された病院での女性看護師への暴行によって、「自称・広末涼子、逮捕」の一報が日本中を駆けめぐったのは、4月8日のこと。 9日にわたって勾留されていた広末は、身柄が置かれていた浜松西警察署の玄関に、黒のパンツスーツ姿で姿を現した。取材していた記者がこう話す。 「傷害被害に遭った看護師との示談が成立したため、広末さんは釈放となりました。姿を見せた広末さんは、一度、玄関前に立ち止まり、3秒ほど頭を下げました。 そのときの彼女は、少し微笑んでいるようにも、動揺しているようにも見える“不安定な表情”を見せていました。化粧も、眉毛やアイシャドウは左右で色のトーン、バランスがバラバラ、といった印象だったんです」 また、この記者は広末の右足に見えた“異変”に気づいたという。 「パンツスーツは、くるぶしが見えるほどの丈の長さで、パンプスを履いた広末さんの足がはっきりと見えたのですが、右足の甲の外側、くるぶし付近にアザのような痕があったんです。左足の同じ場所と比べると、かなり黒ずんで見えましたね」 追突事故や暴行、もしくは勾留中のできごとによるアザなのかーー。原因は定かではないが、今回の“逮捕劇”で、彼女自身も怪我は負っている。社会部記者はこう話す。 「広末さんの運転していた高級外車は、トンネルの右側の壁にぶつかり、跳ね返った勢いで、大型トレーラーの後方に追突しました。直前にブレーキ痕がなかったため、スピードが出た状態での事故だったとみられています。 実際に、高級外車のフロント部分は大破するなど、かなりの衝撃があったはずで、同乗していた男性マネージャーは骨折、広末さんも命に別状はないものの、軽傷を負っていたんです」 また、逮捕に至った「暴行」での暴れぶりも相当なものだったようだ。本誌が取材した搬送先の病院関係者は、こう振り返っていた。 「救急搬送された際、看護師の制止を振り切って病院内を歩き回り、大声を出していました。病院では、救急搬送された患者に対しては、通常、看護師3人がついて処置しています。少なくとも、3人の看護師が抑え込むのを振り切ったということでしょう。怪我を負ったのは1人だけでしたが……。病院内で暴れる患者さんは、いることはいますが、警察を呼ぶまでのケースはまれです」 現行犯逮捕後も、なかなか取り調べができない状態だと伝えられ、心配されていた広末。まずは、安心できる場所で落ち着いてほしいがーー。