高畠町で去年、強盗事件が発生したコンビニエンスストアで16日、事件が起きた際の通報の仕方などを学ぶ訓練が行われました。 「金を出せ!早くしろ」 高畠町のローソン高畠中央店で行われた訓練は、店員が1人で品出し作業中に刃物を持った男が押し入り現金を奪って逃走するという想定で実施されました。 この店では去年10月、実際に強盗事件が発生しています。犯人の男はおよそ1か月後に逮捕されていますが、この時、店からは現金13万円が奪われました。 店からの依頼もあって実施された訓練では、店員が110番通報を行い、犯人の特徴や逃げた方向などについて詳しく説明していました。そして通報を受け現場に駆け付けた警察官に防犯カメラの位置などを伝えていました。 訓練「紺色の作業着にしぼって付近検索をよろしく願いたい」 また、訓練には長井市や川西町のコンビニの関係者も参加し、「犯人が歩いたところや触ったところは証拠となるのでなるべく触らない」「追いかけて無理に取り押さえようとしない」といった警察の説明に耳を傾けていました。 ローソン高畠中央店 皆川 久子さん「すごい大きな声を出したので涙が出てしまった。びっくりして白昼でも夜中でも強盗があるかもしれないので訓練しておいた方がいいと思う」 訓練「高額な金額なので詐欺の疑いも考えられるので警察に確認させてもらってもいいですか」 このほか、電子マネーを大量に購入する客に対し店員が購入目的などを確認し詐欺被害を未然に防ぐ訓練も行われました。