24日朝、東京・府中署で、カメラに気づくと目をそらしたメガネの男。 中国の「特別捜査員」を装い、現金約500万円をだまし取った疑いで逮捕された、中国人留学生の鍾佳乗容疑者(22)です。 3月、都内に住む中国人男性に接触。 鍾容疑者は中国の「特別捜査員」を装い、仲間とともに「あなたに逮捕状が出た。優先的に調査するため、送金する必要がある」と嘘をつきます。 鍾容疑者は偽の書類に署名や押印させ信じ込ませることで、約500万円をだまし取ったとみられています。 鍾容疑者は、なぜ犯行に及んだのでしょうか。 実は、鍾容疑者も中国警察を名乗る人物に「仕事を手伝わなければ、逮捕するだけだ」と脅され、犯行に及んでいたということです。 警視庁は、鍾容疑者以外に5人ほど共犯者がいるとみて、このグループの余罪を捜査しています。