2024年9月、自分が利用することを装って銀行口座を開設したとして、23歳の介護士の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、長崎県大村市に住む23歳の介護士の男です。 この男は2024年9月24日、共犯者と共謀して、三菱UFJ銀行の口座を第三者に譲渡して利用させる目的であるにもかかわらず、自分が利用するかのように装って開設し、財産上不法の利益を得た疑いが持たれています。 警察によりますと、今年1月、北海道深川市に住む人物が被害にあった投資詐欺事件で、第三者に作らせていた口座を使用していたとして逮捕・起訴された小林義昭被告のスマートフォンから、今回逮捕された23歳の男との『テレグラム』のやり取りが見つかり、逮捕につながったということです。 警察によりますと、小林被告は特殊詐欺グループに売るための口座を第三者に作らせる仲介役とみられていて、SNSで口座の名義人を募集。23歳の男は、小林被告の募集に応募していました。 警察の取り調べに対し、23歳の男は容疑を認めていて、「報酬を数万円もらった」などと話しているということです。 小林被告のスマートフォンからは、他にも、口座開設に関する数十人とのやり取りが見つかっていて、警察は闇バイトの可能性も視野に、第三者の口座を使った特殊詐欺を行っている共犯者がいるとみて、事件の実態解明をすすめています。