複数の男性から現金を脅し取ったとして「匿名・流動型犯罪グループ」のメンバーが逮捕された事件に関係していた暴力団組員の男2人の身柄が21日、広島地検に送られました。 21日朝、恐喝の疑いで送検されたのは指定暴力団浅野組傘下の重政組組員、原誼亜生容疑者と中岡組組員、川原涼哉容疑者の2人です。 警察によりますと、2人は、今年6月、「匿名・流動型犯罪グループ」と見られる「阿修羅」のメンバーなどと共謀し、福山市曙町などで複数の10代男性に対しトラブル処理を口実に借用書を書かせ現金合わせて41万5000円を脅し取った疑いがもたれています。 また、原誼亜生容疑者は「阿修羅」グループの、いわゆる「面倒見役」だったと見られています。 警察は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 警察は組員事務所の組織的な関与の可能性を詳しく調べています。