神奈川県横浜市の民家で住人の男性が殺害され、現金が奪われた事件で、逮捕された実行役の男が「指示役からの仕返しを考えると断れなかった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。 警察によりますと、宝田真月容疑者は今月15日ごろ、仲間と共謀し、横浜市青葉区の民家に押し入って住人の後藤寛治さんに暴行を加えて殺害したうえ、現金を奪った疑いで20日、送検されました。 宝田容疑者はSNSで闇バイトに応募したことがわかっていますが、その後の取材で、「途中で犯罪に加担すると気づき、恐怖を感じたが個人情報を知られていたので仕返しや家族への危害を考えると断れなかった」などと供述していることがわかりました。 宝田容疑者は事件前、指示役に対し、身分証などの個人情報を渡していたということです。実行役は、宝田容疑者のほかに2人いるとみられ、警察が特定を急いでいます。