おととし5月、うその難民申請をして日本に在留したとして、宮城県警はネパール国籍の男を書類送検しました。 虚偽申請違反の疑いで書類送検されたのは、栃木県に住むネパール国籍の男(34)です。警察によりますと、ネパール国籍の男性はおととし8月、難民認定に関する調査などを行う東京出入国在留管理局で、難民ではないのに「宗教上のトラブルで難民になった」とうそをつき、在留資格の許可を不正に受けた疑いが持たれています。 男は去年9月、資格外活動の許可を受けていないネパール国籍の外国人2人を栗原市内の廃品買取会社に紹介して雇い入れさせ、不法就労をあっせんしたとして宮城県警に逮捕されていました。 警察の調べに対し、男性は「金を稼ぐためにうその難民申請をした」と容疑を認めているということです。警察によりますと、難民申請をめぐる虚偽申請での立件は全国でも例がなく、宮城県内では初めてだということです。