正当な理由がないのに刃体の長さ約17センチの包丁を携帯した札幌市に住む25歳の自称大学生の女が銃刀法違反と公用文書毀棄の現行犯で逮捕されました。 女はその後の取り調べ中に公文書を引き裂き、公用文書毀棄の現行犯でも逮捕されました。 女は4月27日午前2時半ごろ、札幌市北区北24条西4丁目の飲食店などが入る雑居ビルで、正当な理由なく刃体の長さが6センチを超える包丁1本を携帯していました。 さらに27日午前4時ごろ、札幌北警察署で、警察官が取り調べた内容をまとめた書類を引き裂きました。 「刃物を所持している女性がいる」と目撃者から警察に110番通報があり、駆け付けた警察官がその場で女を逮捕しました。 女は当時、酒を飲んだ状態で手首から出血していましたが命に別条はなく、女のほかにけがをした人はいませんでした。 その後、札幌北警察署で取り調べを受けていた際、捜査員から事実確認のために提示された「弁解録取書」を取り上げて破り捨てました。 女は銃刀法違反について「何も弁解しません」と話していて、公用文書毀棄については「『破ってもいいよ』と言われて破りました」と容疑を否認しています。 警察は包丁の入手経路や目的など詳しく調べています。