道路補修工事を巡る"贈収賄"事件 職員の逮捕を受け県が議会で陳謝 議員「ヒアリングの甘さがあったのでは」 秋田県

秋田県が発注した道路補修工事を巡り、業者から賄賂を受け取ったとして職員が逮捕されたことを受け、県は、30日に開かれた議会で陳謝しました。 建設部 小野潔 部長 「この度は大変申し訳ありませんでした」 県は、職員の逮捕を受け、30日に開かれた県議会建設委員会で陳謝するとともに、これまでの経緯などを説明しました。 この事件は、県が発注した道路の補修工事などを巡り、業者に便宜を図った見返りとして、現金200万円を受け取った収賄の疑いで、県職員の齊藤一人容疑者56歳が逮捕・送検されたものです。 県発注の工事を巡っては、去年8月にも、元職員が賄賂を受け取ったとして逮捕され、その後、有罪判決を受けています。 不祥事が続いていることに、議員からは。 自民 佐々木雄太 議員 「前回起きた時に、私同様の事件案件がありませんかと、そうした時に、『ヒアリングを徹底してやった結果、同様の事案はありません』とはっきりお答えになってます、で、今回です」 「ヒアリングの甘さがあったのではないかなと言わざるを得ません、で、こういう事案がある度に、言いたくないですけども、ほかにありませんよね、そのことはっきり言えます?」 県建設部 小野潔 部長 「ほかにないかというお話ですけれども、新任の知事からもですね、膿を出すようにと言われております。昨年度実施しました職員600人ほどへのヒアリングが確かに甘かったのだというご指摘は、その通り受け止める必要があると思っております」 県は、関係部局に改めて再発防止を徹底するよう文書で通知したほか、事実関係を把握した上で、逮捕された職員の処分を決定する方針です。

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