「逮捕される」警察の電話番号から 相次ぐ特殊詐欺 “警察かたる手口” に注意

特殊詐欺の被害が相次いでいます。29日現在の発生件数は55件、被害金額は2億4600万円余りとなっていて、2024年の同じ時期を大きく上回っています。 中でも2025年、特に目立っているのは警察官をかたる詐欺です。3月下旬には、青森県内に住む50代の女性が合わせて1603万円をだまし取られました。 福岡県警の警察官を名乗る電話は、福岡県警本部と同じ番号からかかってきたということです。 警察によりますと、女性の携帯電話にドコモの社員を名乗る男から「あなた名義で登録されている携帯電話が不正に使われている」などと電話がありました。 その後、福岡県警特捜部のバンドウや福岡県検察庁の検事を名乗る男から、「お金は後から返す」「このままだと逮捕される」などと言われ、女性は、優先調査の費用や保釈金の名目として、合わせて1603万円を指定された口座に振り込みました。 女性は身に覚えはなかったものの、+1811に続く電話番号が福岡県警本部の番号と同じだったことから、本物の警察官と信じてしまったということです。

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