広末涼子発表の双極性障害は躁鬱状態交互に続く精神疾患 甲状腺機能亢進症はホルモン分泌異常

傷害容疑で先月8日に逮捕され、同16日に処分保留で釈放された女優広末涼子(44)が2日、自身の公式サイトを通じ、当面の間の活動休止を発表した。 「4月16日の勾留解除後、広末は都内の医療機関に入院し、双極性感情障害および甲状腺機能亢進(こうしん)症と診断されました。現在も医師の管理のもと治療を継続しております。今後も通院を続けながら自宅療養を行ってまいります」と報告した。 双極性感情障害とは、気分の落ち込みを主とするうつ状態と、高揚気分を主とする躁状態が交互に繰り返される精神疾患。気分の変動であるうつ状態と躁状態は、一般的に生活していて起きる気分の浮き沈みの範囲を超え、極端な考えや行動に発展。状態が悪い時は、日常生活・社会生活にも支障をきたす。同種のうつ状態を示すうつ病と比べ、若年で発症する傾向がある。 甲状腺機能亢進症は、甲状腺のホルモン分泌機能が過剰に高まることで全身にさまざまな症状が引き起こされる病気のこと。甲状腺機能が高まる病気はバセドウ病や甲状腺の腫瘍、甲状腺炎など多岐にわたる。甲状腺機能亢進症は単独の病気ではなく、これらの病気の総称。通常は甲状腺の働きを抑える薬を服用することで症状をコントロールできるが、重症な場合には甲状腺を摘出する手術が必要になるケースもある。 以下、発表全文 関係者各位・ファンの皆さまへ 平素より格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。 このたびは、関係者の皆さまそして応援してくださっているファンの皆さまに、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。 4月16日の勾留解除後、広末は都内の医療機関に入院し、双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断されました。 現在も医師の管理のもと治療を継続しております。今後も通院を続けながら自宅療養を行ってまいります。 広末本人はもちろん私たち周囲も、本人の不調や苦しみを「体調不良」といった言葉で済ませてしまっていたことを、今回の事案を通じて深く反省しております。当面の間、広末はすべての芸能活動を休止し、心身の回復に専念いたします。 なお、今回の件につきましては、病気によるものとすることで責任を回避する意図は一切なく、警察の調査には引き続き誠実に対応してまいります。今後の状況や体調を見ながら、改めて皆さまにご報告をさせていただく予定です。 つきましては、今後の治療にも周囲のご理解が非常に重要となりますため、本人および関係各所への取材・撮影・ご連絡等もお控えいただけますよう、皆さまのご理解とご配慮を賜れますと幸いです。 また、病名につきましては、正確なご理解のもと冷静に受け止めていただくとともに、病気に関する過度な詮索や臆測による報道・投稿はご遠慮いただけますよう重ねてお願い申し上げます。 引き続きあたたかく見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

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