<問題は「土用の丑の日」にあらず>減少の一途となるウナギ、消費に適正上限を

2024年は年間6回ある「土用の丑の日」。しかし、ウナギはその日のためだけに存在するのではない。日本で獲れる「ニホンウナギ」は、環境省でも、国際自然保護連合(IUCN)でも、絶滅危惧種としてレッドリストに区分されている。なぜ、このような状況になったのか。そして資源を保全していくためには何が必要なのか─。 このプロセスを考えていくことは、実は様々な社会問題を考えることにもつながっていく。このほど、『日本のウナギ 生態・文化・保全と図鑑』(山と渓谷社)を上梓した、中央大学法学部教授で、保全生態学を専門とする海部健三氏に話を聞いた(聞き手/構成・編集部 友森敏雄)。

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