亡くなった岡崎さん、祖母経営のバーに勤務「分け隔てなく接する子」

川崎市川崎区の住宅の床下に、元交際相手である岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体を隠したとして、白井秀征(ひでゆき)容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件。遺体が見つかった住宅の前には、多くの花束が手向けられている。 5日朝、住宅の前で手を合わせていた同区の70代男性は「同じ年の孫がいるので、いても立ってもいられず来た。(被害者は)これからの人生がある若者。本当にかわいそう」と話した。 夫婦で花束と飲み物を供えに訪れた60代男性は、岡崎さんの家族と昔から知り合いという。「こうなる前に警察含めて、周りの大人で何かできなかったのか。警察も一生懸命やっているだろうが、遺族が納得する説明が必要。全ての経緯が明らかになって欲しい」と目に涙を浮かべた。 明るい性格だったという岡崎さん。勤務先のバー店主の女性(37)は「20代でも60代でも分け隔てなく接して仲良くなる子だった。私も、娘のように思っていた」と話す。 店が盛り上がってないときには、岡崎さんが率先して歌ったり踊ったりし、客のギャグにも「さむい」などと言って笑い飛ばす姿を覚えている。「とにかく明るく、ノリがよかった」と言う。 このバーは岡崎さんの祖母が経営。岡崎さんは18歳の頃から働いていた。店主によると、昨年1月ごろ、団体客の一人として来店した白井容疑者と彩咲陽さんが知り合ったという。最後の出勤日は、12月19日。翌日もシフトが入っていたが、その日から行方不明になった。

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