東京都文京区の東京メトロ南北線東大前駅で男性が切り付けられた事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された自称自営業戸田佳孝容疑者（43）＝長野県生坂村＝が所持していたナップザックから、凶器とみられる包丁とは別の包丁1本が見つかっていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が経緯を調べている。 容疑者が「世間に自分の考えを示すことができれば、相手が死んでも死ななくてもどちらでもよかった」と供述していることも判明。捜査関係者によると「親から教育虐待を受け、中学時代に不登校になった。教育熱心な世間の親たちに、度が過ぎると子どもが犯罪を起こすと示したかった」と話している。