自転車操業のような状況に陥ったか…顧客の女性から現金1400万円だまし取った疑いで再逮捕 生命保険会社の元社員の男を送検

顧客にうその投資話を持ちかけ、多額の現金をだまし取ったとされる事件で、生命保険会社の元社員の男は、だまし取った金を別の顧客の配当に回すなど、自転車操業のようになっていたとみられることが新たに分かりました。 詐欺の疑いで再逮捕された、東京都の自営業・小林貴則容疑者38歳は13日、身柄を検察庁に送られました。 犯行当時、大手生命保険会社に勤務していたという小林容疑者。 調べによりますと、2022年から翌年の間に、顧客だった長野市の30代女性にうその投資話を持ちかけ、現金1400万円をだまし取った疑いが持たれています。 小林容疑者は、別の顧客の女性からも同様の手口で現金700万円をだまし取った罪で先月、起訴されています。 SBCの取材に応じた別の被害者の家族によりますと、投資話を信用させるため、はじめは顧客に配当金を支払っていたという小林容疑者。 捜査関係者によりますと、金のやり繰りが上手くいかなくなると別の顧客からだまし取った金で配当金を支払うなど、自転車操業のようになっていたとみられることが新たに分かりました。 私生活では派手に金を使っていたとみられる小林容疑者。 警察は多額の余罪があるとみて、調べを進めています。

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