今年3月、富山市役所で刃物を持った男が逮捕された事件を受け、市の職員が、相手の動きを封じるための道具「さすまた」を使った、不審者への対応を学びました。 「市長だせよ、おい」 研修は、今年3月、富山市役所の庁舎内で、刃物を所持した70代の男が職員を脅し、その場で逮捕された事件を受け行われたものです。 研修には、窓口業務を担当する職員を中心におよそ160人が参加、庁舎に、刃物を持った不審者が現れたことを想定し、実際に「さすまた」を使い、相手の動きを封じ、制圧する方法を体験しました。 *研修受けた職員 「(さすまたが)思ったより大きく重く、扱い難しかった。使い方をわかっている複数人で対応すれば効果ある。普段から訓練をしておくことが大事だと思った」 *20代男性 「初めてさすまたを握ったが普段からイメージトレーニングをして緊急時に備える対応が必要だと思った」 富山市で、さすまたの研修が行われるのは7年ぶりで、危機事案対応への意識を高めていくことにしています。