富山県警と、鳥取県警、香川県警の合同捜査本部は、去年、鳥取県内で発生した還付金詐欺の出し子役の男2人を逮捕し、さらに愛知県と香川県で発生した還付金詐欺にも関与したとして再逮捕しました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、富山県高岡市に住む自称アルバイト作業員の男(32)と、富山県富山市に住む建設作業員の男(42)です。 鳥取県警によりますと、去年8月に県内で発生した60代女性に対する介護保険料名目の還付金詐欺で、男2人は氏名不詳者らと共謀のうえ、去年8月2日、富山県高岡市と射水市のコンビニエンスストアのATM機で他人名義のキャッシュカードを使用し、現金99万円あまりずつを引き出し盗んだとして、合同捜査本部が、今年9月と10月に男2人をそれぞれ逮捕しました。 また、その後の捜査で、愛知県内で発生した60代女性に対する年金名目の還付金詐欺で、去年8月4日、自称アルバイト作業員の男らが射水市内のコンビニエンスストアのATM機で複数回にわたり合計146万円あまりを、香川県内で発生した50代女性に対する保険料名目の還付金詐欺では、去年8月7日、建設作業員の男らが富山市内のコンビニエンスストアのATM機で複数回にわたり合計49万円あまりを引き出して盗んだことが分かり、今年10月23日、再逮捕しました。 警察は認否を明らかにしていません。 合同捜査本部では、その他の事件への関与がないかなど調べを進めています。