平均年齢35.6歳!東京15区は若い世代が“乱立”Z世代の論客・元格闘家・元維新の34歳・子育てママ・将棋好き

平均年齢は35.6歳。 若手の候補者がそろった東京15区は、全国が注目する選挙区の1つです。 昔ながらの商店街をスーツ姿で練り歩くのは、今回、全国最年少の25歳で立候補した自民党公認の大空幸星候補。 自民党・大空幸星候補: (Q.イメージカラーはなぜ赤?)青だと『青空』って間違えられるんですよ。 大学在学中にNPO法人を立ち上げ、Z世代の論客としてメディアにも登場した大空氏。 自民党・大空幸星候補: きれい事や批判だけでは政治はできません。もちろん自民党、様々な問題がありました。だけど自民党なんです。 大空氏のもとにこの日駆け付けた小泉進次郎選対委員長。 すでに、この選挙戦3回目の応援だといいます。 小泉選対委員長: (情勢が)まずいから3回入ってるんです。大空幸星さん。政治とカネの問題全く関係ありません。 かつての自民党議員が2代続けて政治とカネ問題で逮捕された、この選挙区。 自民党・大空幸星候補: とにかく地元の皆さんの声を聞いていくしかない。 一方、この選挙区の最年長候補が、この選挙区から2度目の出馬となった、無所属の須藤元気候補(46)。 無所属・須藤元気候補: いや驚きました。僕も46歳で、46歳というと政治家じゃ若手の方なので、俺も最年長なんだなと。 総合格闘家やレスリングの指導者を務めるなど知名度も高い須藤氏が行う活動の1つが、道行く人と、とにかく多く握手を交わすこと。 そして、もう1つトレードマークとなっているのが、電飾だらけの“デコチャリ”元気号。 今回の選挙戦に向けたメッセージが込められていました。 無所属・須藤元気候補: 正直選挙というのは、お金をかけようと思えばいくらでもかけられるんです。でも私は、この自転車で走りまくってきました。お金をかけず、そして組織票に頼らない。 同じく、4月の補選に続き東京15区にチャレンジした金澤結衣候補。 10月23日が34歳の誕生日です。 1人でも多く思いを届けたいと、人のいる所をめがけてダッシュを繰り返す金澤氏。 体力の源の1つが、かつて没頭していたというブレイクダンスとのことで、披露してくれました。 そんな金澤氏にとって、今回の選挙戦は半年前の補選とある大きな違いがありました。 無所属・金澤結衣候補: 私このたび、無所属で立候補する覚悟を決めてここに立っています。 所属していた日本維新の会を9月に離党し、無所属での戦いをあえて選んだ金澤氏。 無所属・金澤結衣候補: 今回、意外にも民間企業出身が私だけで、(政治とカネの)領収書問題しかり、足りてないのは民間企業の感覚。 若い候補者がそろったこの東京15区。 前職として戦いに臨むのが、立憲民主党公認、38歳の酒井菜摘候補です。 立憲民主党・酒井菜摘候補: 今の政権は首相の顔が変わっただけで、自民党は全く変わらない。2期目に必ず国会に戻り、皆さんと共にまっとうな政治を目指していきたい。 他の候補との違いについて、酒井氏は「議員としての実績に加え、唯一、子育て中のママの目線で政策に取り組むことができる」と訴えています。 子育ての経験を生かしてか、有権者と言葉を交わす際には身をかがめるなどして、目線は常に同じ高さに。 そんな酒井氏にとっても、25歳の自民党候補は気になる存在と話します。 立憲民主党・酒井菜摘候補: 自民党の中に入っちゃうことで、言いたいことも言えなくなるんじゃ。やはり(政治を)変えていく、信頼回復していけるのは立憲民主党だ、酒井菜摘だということを訴えています。 この選挙区で共産党から出馬したのが、35歳の小堤東候補です。 共産党・小堤東候補: 企業団体献金受け取らない、小堤東。お金にクリーンな小堤東を国会に押し上げていただきたい。 演説中も笑顔を絶やさない小堤氏。 その趣味は将棋だといいますが…。 共産党・小堤東候補: 「藤井聡太七冠に勝ったことがあるプロ棋士」に勝ったことがあるのがプチ自慢。(Q.将棋の駒に自分を例えると?)私は私なので、将棋の駒に当てはめるのは、ちょっと難しいかなと。 「自分は自分」だと語る小堤氏は、自らの強みについて、これまで若者の声を聞き続けてきたことを挙げました。 共産党・小堤東候補: 街頭で5000人以上の若い声を聞いてきたのは(今回の候補者の中で)私しかしてないこと。ただ聞いてきただけじゃなくて、集めた実態を国政に都政に届けてきた。やっぱり自民党政治が原因だと。これを変えて、若者の暮らしを変えていくのは、私の立候補の思い。 投開票日は4日後、10月27日です。

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