三重県亀山市の新名神高速道路で乗用車が逆走し、4人がけがをした事故で、乗用車を運転していたペルー国籍の男が道路交通法違反の疑いで19日、逮捕されました。 道路交通法違反の事故不申告の疑いで逮捕されたのは、ペルー国籍で滋賀県長浜市の会社員、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)です。エリアス容疑者の身柄は20日、津地方検察庁に送られました。 警察の調べによりますと、容疑者は18日午前11時頃、亀山市の新名神高速道路下り線を逆走して対向車2台と衝突する事故を起こしたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いが持たれています。 下り線では、逆走車をよけようとして停車した車に大型トラックが追突して計4台が絡む玉突き事故が発生し、40代から60代の女性4人が軽いけがをしました。 エリアス容疑者は事故後、鈴鹿パーキングエリアまで約10キロを逆走したと見られ、その後、四日市市内で事故を起こした車の目撃情報が寄せられていました。 エリアス容疑者は1台に当たったことは認める一方、もう1台に接触したことについては否認しているということです。 警察は、逆走した経緯とともに、目撃情報などから同乗者がいたとみて調べています。