マカオ、カジノ入口の保安検査ゲートで警備員の腕時計盗む…30代中国人の男逮捕

マカオ治安警察局は5月20日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノの入口にある保安ゲートで担当警備員の腕時計を盗んだとして30代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。 同局によれば、今年(2025年)2月下旬、カジノ入口の保安ゲートを担当する警備員から検査台の上に約2000パタカ(日本円換算:約3.5万円)の価値がある腕時計を置いて業務に当たっていたが、途中でこれがなくなっていたことに気づき、何者かに盗まれた可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた警察官が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システム、現場のサーベイランスシステム、通報者が提供した情報をもとに捜査を進めた結果、保安ゲートを通過後に機を伺って検査台から時計を持ち去ったカジノ客の男の姿が確認でき、容疑者として特定。男はすでにマカオから出境したが、5月16日に關閘イミグレーションからマカオへ再入境したことがわかり、同施設内で逮捕に成功したという。 男は同局の調べに対し、当日、保安検査を終えた後、自身の手荷物を受け取る際に不注意で時計も持ち去ってしまい、時計は中国本土の自宅に保管していると供述。同局では、捜査で得られた情報を総合的に判断し、この男を刑法第197条の窃盗罪で検察院送致する方針とした。

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