児童2人を殺害した少年A(当時14)は本当に“怪物“だったのか? 「萎びた野菜のようだった」と語る関係者も…小さな実像を「肥大化」させたマスコミ、世間のあやまち

〈《事件から28年》14歳の中学生が児童2人を殺害、切断した11歳の子どもの頭を使って犯行声明…神戸連続児童殺傷事件「少年A」のその後の人生〉 から続く 「さあゲームの始まりです」「殺しが愉快でたまらない」――まだ14歳の中学3年生が残忍な方法で児童2名を殺害したことで、世間を驚かせた1997年の酒鬼薔薇事件こと神戸連続児童殺傷事件。当時のメディアや世間は「Aをまるで人知を超えた怪物」のように扱っていたが、その評価は本当に正しかったのか? 長年、少年犯罪を追い続ける毎日新聞の川名壮志氏の新刊 『酒鬼薔薇聖斗は更生したのか:不確かな境界』 (新潮社)より一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目/ 最初から読む ) ◆◆◆

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