暴力団組員であることを隠して生活保護費を不正に受給したとして、警視庁小平署は、詐欺の疑いで、東京都東村山市栄町の指定暴力団山口組系幹部、菊地貴紀容疑者(53)を逮捕した。同署によると、菊地容疑者は「暴力団組員だと申告する義務があることは知っていたが、生活のためやむを得ずしなかった」と供述。容疑を認めているという。 同署によると、菊地容疑者は平成22年1月から生活保護を受給。令和5年11月に指定暴力団山口組傘下の組織に入ったが、その後も受給を続けていた。 逮捕容疑は、暴力団組員となったことを申告せず、生活保護の要件を満たしていると装って5年11月から7年4月、東村山市福祉事務所から約250万円を不正に受給したとしている。