去年6月、高松市の路上で同僚の男性を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判です。男は男性の態度に腹を立て、「口で言っても直らなかったので手を出すことで改めさせようとした」などと話しました。 殺人などの罪に問われているのは、高松市の無職の男(19)です。 起訴状などによりますと、被告は去年6月、高松市田村町の路上で同僚だった男性を短刀で脅し、胸を刺して殺害したなどとされています。 裁判員裁判2日目のきょう(27日)は被告人質問が行われました。被告は、犯行の動機について、貸していた仕事道具を現場に忘れるなどした被害者の態度に腹を立て、「口で言っても直らなかったので手を出すことで改めさせようとした」などと話しました。 争点は「殺意の有無」で、きょうは短刀を模したもので当時の状況を再現する場面も見られました。