済州に13年定着していた脱北者は北朝鮮のスパイだった【独自】

「敬愛する金正日(キム・ジョンイル)同志を首班とする革命の首脳部を命でもって死守し、反革命分子らを粛清し…(中略)…固く誓います」 咸鏡北道穏城郡穏炭労働者区出身のチェ被告(59)は2009年7月、北朝鮮最高の情報・捜査機関かつ対南工作部門である旧国家安全保衛部(保衛部。現在の国家保衛省)の誓約書を書いて小組員(秘密情報員)に正式任命された。チェ被告の「誓い」は11年8月の脱北と韓国亡命で一度は途切れたが、韓国定着から3年後の15年3月、再び保衛部の懐柔によりスパイ活動へとつながった。最終的にチェ被告は今年3月、裁判にかけられた。

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