相葉雅紀はテレ朝水9ドラマ主演にふさわしい俳優だ 東山紀之や井ノ原快彦から継承する歴史

7月9日よりテレビ朝日系でスタートする連続ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』で、大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務めることが発表された。同局の水曜夜9時は、これまで『相棒』『特捜9』『刑事7人』などの人気刑事ドラマシリーズが放送されてきた歴史ある枠で、今回は10年ぶりの新作ドラマとなる。 相葉は、これまでアイドルグループ・嵐のメンバーとしての活動に加えて、俳優としてもその名を馳せてきた。テレビ朝日系のドラマでいえば、原作の世界観を損なわずに演じたやさしさに溢れる獣医師・高円寺達也役が好評だった『僕とシッポと神楽坂』(2018年)や、職を失いネットニュース記者として奮闘する和田優役を演じた『和田家の男たち』(2021年)、食品メーカーの敏腕営業マンのはずが、あることをきっかけにヒットマンとしても活躍した『今日からヒットマン』(2023年)と、様々なジャンルの作品で主演を務めてきた。また、相葉の連続ドラマ初主演作である『マイガール』(2009年)では、留学したまま音信不通になっていた年上の恋人を6年間思い続ける笠間正宗役を好演。彼女の訃報と共に5歳になる娘の存在を知り、父親になるという難しい役柄を、初主演作で演じきった。 また、相葉は2022年上演の『ようこそ、ミナト先生』で、12年ぶりに舞台作品に復帰。2010年上演の『君と見る千の夢』で、脚本を担当した金子ありさ、演出の宮田慶子と共に12年ぶりの再タッグを組んだことでも大きく注目を集めた。同じく2022年には、主演映画『“それ”がいる森』でホラー作品に挑戦するなど、近年は役者としてジャンルの幅を広げながら実績を積み重ねてきた。このほか、バラエティ番組ではあるが、テレビ朝日系で日曜夕方に放送中の『相葉マナブ』は、優しいほのぼのとした雰囲気で、視聴者にとっても安心して身を委ねられる番組の一つになっていることだろう。 そんな相葉が今回出演する“水9枠”は、これまで『刑事7人』シリーズの東山紀之、『特捜9』シリーズの井ノ原快彦と、事務所の先輩たちが主演を務めてきた。長きに渡り、幅広い年代から愛され続ける作品を輩出した歴史ある枠だ。相葉は、嵐のメンバーとしても、個人としても抜群の人気を誇り、俳優としてのキャリアを持つ。さらに、年齢を重ねてきたからこその落ち着きや安心感を兼ね備えており、同枠を継承するにふさわしい人材と言える。

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