家族4人で年間約1億円荒稼ぎ「マンモスの牙」と偽り取引規制ある象牙を販売か…醍醐信昌容疑者(58)ら逮捕 「たばこポイ捨てレベルと思っていた」 埼玉

大きな耳と大きな牙を持ち、絶滅の恐れがあるゾウ。 このゾウの牙を巡り、2日に逮捕されたのは、埼玉・草加市の「醍醐象牙店」元代表の醍醐信昌容疑者(58)とその家族、合わせて4人です。 4人はゾウの牙を「マンモスの牙」や「象牙風」と表記を偽り、ネットで販売していたとみられています。 国際希少野生動物に指定されているゾウは、象牙などの国内取引が原則規制されていて、国への製造・販売事業の登録や管理表の作成など、法規制に基づいて管理された場合に限り売買が認められているのですが、醍醐容疑者らは分割したゾウの牙を保管する際に必要な管理表を作成していなかった疑いが持たれています。 醍醐容疑者らは、埼玉・草加市の作業場で象牙製品を製造していたとみられています。 取り調べに対し、醍醐容疑者は「たばこのポイ捨てレベルだろうと思って、警察が動くと思ってなかった。年間1億くらい稼いでた」と話しています。 条約などで取引が規制されているゾウの牙。 一方マンモスの牙は、絶滅したため売買は規制されていないといいます。 今回の事件について、ゾウなどの保護活動を行っている環境団体「トラ・ゾウ保護基金」の坂元雅行事務局長は「特別な知識のない方が外見から区別するのは難しい。マンモスが象牙の“隠れみの”になるおそれがある」と指摘しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加