認知症の高齢者向けグループホームで、入所者の90歳の女性に暴行を加え、けがをさせたとして、この施設の元職員の男が警視庁に逮捕されました。 東京・練馬区にある認知症の高齢者向けグループホームの元職員・鈴木勝容疑者(57)は、去年12月、夜勤中に入所者の90歳の女性に暴行を加え、目や左あごを内出血させた疑いが持たれています。 今年2月、施設側が別の入所者のあざに気づいたことで暴行が発覚。鈴木容疑者は別の入所者2人に対する傷害の疑いでも既に逮捕・起訴されているということです。 被害者はいずれも認知症で、鈴木容疑者は「着替えをする時に抵抗され、怒りを覚えた」「被害を訴えられないことから、怒りを抑えられず、やってしまった」と容疑を認めているということです。