ハーバード大学の卒業演説に潜む習近平国家主席の影 トランプ大統領が「破壊者」だとすれば、その「敵」の習氏と手を組むべきなのか

2期目に入ったアメリカのトランプ政権は世界に強烈なパンチを与え続けている。経済、国際秩序、価値観、などなど、世界各国は翻弄され、対応に追われている。トランプ大統領が次々と発した施策に首をかしげ、耳を疑い、怒りを爆発させる人の中に、トランプ氏が最大のライバルと見なす中国の習近平主席への見方を変える人もいるようだ。では、トランプ氏が世界秩序を破壊した悪人だとすれば、「悪人の敵」である習近平氏は善人で、協力し支援すべき指導者なのか。 以下の文章は、東京大学のある中国人訪問学者が執筆し、東京大学大学院の阿古智子教授が翻訳したものを編集した記事である。

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