9月、宮崎市の暴力団事務所で発生した発砲事件をめぐる動きです。 六代目山口組と池田組について県公安委員会は、宮崎県でも特定抗争指定暴力団として指定するため手続きを開始しました。 9月9日、宮崎市田代町にある池田組系志龍会の事務所で、50代幹部が拳銃で撃たれ死亡、六代目山口組系の暴力団組員が現行犯逮捕されました。 警察は、この事件を暴力団同士の抗争とみています。 宮崎県公安委員会は、指定暴力団の六代目山口組と池田組を特定抗争指定暴力団として指定するため、10月中旬にそれぞれの代表者に意見聴取すると発表しました。 特定抗争指定暴力団に指定されると、市町村単位で警戒区域が設けられます。 組員は区域内での事務所の立ち入りや事務所の新設、対立する組員への接近などが禁止されます。違反した場合、3年以下の懲役や500万円以下の罰金が課されます。 指定された場合は、宮崎県内で初めてとなります。