広島県海田町の公共工事の随意契約に絡む贈収賄事件で、町建設課の技師の男(26)が収賄の疑いで逮捕された11日、町役場に衝撃が走った。竹野内啓佑町長は町議会全員協議会や記者会見で「信頼回復に努める」と繰り返し陳謝した。 逮捕を受けて急きょ開いた全協。竹野内町長は「心よりおわびする。事実関係を確認して厳正に対処し、服務規律や法令順守を徹底する」と深々と頭を下げた。議員からは再発防止を求める声が相次いだ。 町役場には午後7時ごろ、広島県警の捜査員約15人が家宅捜索に入った。約1時間にわたり建設課などを捜索し、庁内は物々しい雰囲気に包まれた。