先月、山梨県南アルプス市の住宅で16歳の男子高校生が父親を刃物で切りつけ、殺害したとされる事件で、事件直前に高校生は父親から暴言を言われ、突発的に犯行に及んだという趣旨の説明をしていることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。 この事件は先月24日、南アルプス市の16歳の男子高校生が自宅で69歳の父親を刃物で切りつけたとして逮捕され、その後父親は死亡し、高校生は殺人の疑いで送検されました。 高校生はこれまでの調べに幼少期から暴言を吐かれるなど父親に関する家庭環境の不満があったという趣旨の供述をし、捜査関係者によりますと事件直前、父親のそばを通った際に暴言を言われ、突発的に犯行に及んだという内容の説明をしているということです。 甲府地検は13日、殺人の疑いで高校生を甲府家庭裁判所に送致し、甲府家裁は今月26日までに少年審判を開き、高校生の処遇を決定します。