大分市の指名競争入札をめぐり予定価格を漏えいして落札させた罪で元自民党の市議と業者の男が起訴されました。 公契約関係競売入札妨害の罪で起訴されたのは元大分市議会議員の山本卓矢被告(45)と大分市の造園会社の代表取締役、廣瀬幸一被告(85)です。 起訴状によりますと、山本被告は去年5月、大分市公園緑地課が発注した除草業務委託の指名競争入札を巡り、市の職員から非公表だった17件の予定価格を聞き出しました。 そして、廣瀬被告が経営する会社に伝え予定価格に近い価格で2件を落札させた罪に問われています。同じ容疑で逮捕されていた造園会社役員は処分保留となっています。 また、警察は13日この事件で山本被告らと共謀し入札手続きに関与した公契約関係競売入札妨害の疑いで新たに大分市の会社役員の男性(57)を書類送検しました。 警察は引き続き、市の職員について地方公務員法違反の疑いがあるとみて捜査しています。