「共連れ」神戸市の殺人事件 オートロックだけに頼らず どんな方法がある?

神戸市のマンションで女性が殺害された事件は、犯人がオートロックの扉が閉まる前にマンションに入ったとみられています。 熊本県内でも似たようなケースで警察に相談が寄せられているということです。 今月20日、神戸市のマンションで、住人の女性(24)が胸などをナイフで数回刺され、殺害されました。 警察によりますと、殺人の疑いで逮捕された谷本将志容疑者(35)は女性がマンションに入る際、オートロックの扉が閉まる前に一緒に中に入るいわゆる「共連れ」の状態だったとみられています。 この事件について、熊本の街で聞きました。 10代女子高校生「誰が狙われるかわからないので怖いと思いました」 20代女性「自分が開けたタイミングで後ろの人も入ってきたという経験はある。でも仕方ないなとしか今までは思っていなかった」 20代女性「『オートロックがあるから安心』ではないんだなと(思った)」 熊本県警によりますと、県内でも事件と同じように「知らない男が一緒にマンションに入ってきた」という相談が、過去数年で複数件、寄せられているということです。 また民間企業の調査では、オートロックが付いたマンションに住む人の4人に1人が、「共連れを経験したことがある」と回答しています。 さらに熊本県警は、過去のデータから9月と10月に、子どもへの不審な声かけや、女性への「つきまとい」が増える傾向にあるとしていて、注意を呼びかけています。 映像で紹介したケースの他にも、エレベータに乗ろうとした際に不審な男に気付いて乗るのをやめ、後日、防犯カメラを確認したところ、男はエレベーターに乗らず、去っていたというケースもあったということです。 街なかで話を聞いてみると、共連れになりそうな時の対応として「鍵を探すふりをして様子を見る」という人もいました。 話を聞いた人の中には「違和感を覚えたらコンビニなどに立ち寄るようにしている」という人や「電話をしながら帰る」「女性の一人暮らしだとわからないよう、洗濯物を外に干さない」などと話す人もいました。

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