元ソニーCEOが挙げたフジ今後の課題「2つの回復がある。一つは業績の回復」もう一つは…WBS出演の平井一夫氏が指摘

25日放送のテレビ東京系の経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木曜・後10時、金曜・後11時)で、中居正広氏に端を発した一連の問題に揺れる同局の親会社・フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会がこの日、東京・江東区の有明アリーナで行われたことを報じた。 フジHDが提案した取締役候補の選任案が可決され、大株主で米投資ファンドのダルトン・インベストメンツの選任案は否決された。ダルトンの候補者の信任率は「高くて3割程度。フジ側は8割近く」と総会後にフジテレビ内で取材に応じた傘下のフジテレビ社長でフジ・メディアHDの清水賢治専務は明かした。 番組には元ソニーCEOの平井一夫氏が出演。「(フジは今後)2つの回復があると思う。一つは業績の回復、それから信頼の回復がもう一つですね。業績の回復はあるとして、信頼の回復をどうやってもっていくか、すごく大事ですし難しい」と指摘。オンラインカジノ問題で逮捕者が出た件を出し、「どれだけガバナンスが発揮できて、それをどういうふうに問題を解決していくか。実績を作って信頼を回復していくか」と課題を挙げた。 フジテレビのCM出稿は前年比14%だった1~3月から、4~6月は同比28%まで回復したと総会後にフジテレビ内での会見で明らかにされた。CMの回復については「一歩一歩信頼を回復することによってCMも増えてくる、スポンサーも増えてくるんじゃないかな」と持論を展開した。

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